センターについて

センター長挨拶

創造工学センター(Creative Design Studio on Technology)は、実践的で創造性の豊かな学生の育成を目指して、2004年度に開設されたユニークな施設です。「モノづくり」は日本経済の屋台骨ですが、今後は、日本の成熟した社会や、グローバリゼーションの進展のもとで、斬新で独創的なものづくり、さらには地球環境を考えたエコや安全安心を意識したものづくりが求められるようになってきています。

科学技術が高度に発達した今日、工学を含む全学問領域で要求される創造性は、個人の能力に加えて、異なる考え方や異なる背景を持つ人々との協同作業を通じて、あるいは構想を描き出し、協同作業の中でそれを具体的な形へと展開していくプロセスを通じて、発揮され磨かれます。

大阪大学の創造工学センターには、そのような創造性を育成するための設備として、チームによるディスカッションや作業が行えるほか、CAD/CAM/CAEシステムなどにも使用できる16室の演習室が設けられております。また、加工工作室には考えを具体的な形にすることが出来る各種工作機械、造形装置、隣接する工作センターにはマシニングセンターが備えてあります。さらにセンター中央のコマツホール(多目的ホール)は、広々とした空間となっていまして、創成科目での競技会など、自由な発想で活動に使用していただける場を提供しています。

センターの開設以来、各学科・各専攻は、創造工学センターを活用した特色ある授業を提供しています。学生の皆さんがセンターで学ぶことにより、座学では獲得し難い創造的な能力を開発されることを期待しています。