情報科学研究科 MC・DC 通年
情報科学研究科 バイオ情報工学専攻 准教授 安藤 英由樹
高度教養教育科目として学内全ての院生が受講可能なインタラクティブ創成工学演習A(博士後期)及びインタラクティブ創成工学基礎演習A(博士前期)は,創造的なアイデアを具現化するためにプロジェクトチームを組織し,グループディスカッションによって企画書の作成や知識の実践を行い,その過程で生じた問題を解決(PBL)に導くリーダーシップを養うために,情報科学の最先端の知識を活かした作品制作を具体的課題として与え,これを世の中に波及させる過程を通じて実践的でグローバルな人材育成を目的とした演習講義です.具体的には,ブレスト・企画書・プレゼン・制作を経て作品を完成させます.この作品は国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC)(日本バーチャルリアリティ学会主催)やエンタテインメントコンピューティング研究会(情報処理学会主催), SIGGRAPH(ACM主催)などに実際に応募も行います.
授業でははじめに2~4人の日本人学生と1~2名の留学生を1グループとして5グループ程度に分け,IVRCコンテストのルールに従い,まず演習室を活用したグループ毎のディスカッションの中から企画書の作成を行わせました.企画がまとまってくると,多目的ホールにてプレゼンテーションを行わせ,他グループからの質疑対応や教員からの技術的な解説やアドバイスなどによりブラシアップしていきます.毎年数作品が実際に上記の発表の場で注目を集めます.この授業では単なるモノづくりだけでなく創作物の説明や一般来客者に体験させフィードバックを得ることで世の中の高い評価を得るためにはどうしたらよいかということが学べたと感じています.単なる受身の講義から自主的にモノを創るといった課題を与えたとき,初め学生は戸惑っていましたが,やがて制作をするためには今まで学んできたことを再考して活用するということに気づかせていけたと感じています.


